6.MEAディッシュ上で不整脈を再現
培養心筋は自発的に拍動するため、MEAディッシュ上で心筋を培養しQT延長薬物を投与すると心室再分極の阻害に起因する拍同リズムの乱れを観察することができます。
不整脈の最も一般的な波形として早期後脱分極(EAD)があり、これは1拍の後すぐにもう1拍のアクションポテンシャルが誘発される現象です。
EADは大変危険な状態の不整脈波形torsade de pointes(Tachycardia-頻拍のさらに厳しい段階の波形で、くねくねと上下に曲がりくねったような波形)の前段階として知られます。
これらの状態はQuinidine、Cisapride、E4031などにより誘発されます。
全ての薬物について、高い濃度に達すると心筋は自発拍動を停止します。
このようにMEAシステムはその薬物が不整脈を起こす可能性があるかどうかを判断するツールとしての役割も果たします。
右の図は培養心筋をMEA上で電位記録しコントロールとQuinidineを投与した場合の波形を示しています。
Quinidineを投与したものは所々EADが起こっているのが確認できます。 |
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