シナプス可塑性の研究の一例としてLTP(長期増強)が挙げられます。
シナプス可塑性にはあるパターンの刺激を加えることによりシナプスの応答強度に長期持続的な変化を与えるという事実は数多く報告されています。
海馬スライスにテタヌス刺激(100Hz)やシータバースト刺激(TBS)などのバースト的な刺激を与えると、刺激に対するシナプスの反応が高まります。
この効果は長期間保持されるので、Long Term Potentiation- 長期増強と名付けられました。
LTPは学習と記憶のメカニズム解明に大きく貢献するであろうと期待されています。
特に海馬については刺激の導入からLTP現象の発現・維持に関して詳細な研究結果が報告されています。
しかしながら、スライスの局所的なLTP研究はこれまでの電気生理学的手法では困難を極めました。
MEAシステムはCA1、CA3、DGといった海馬スライスの各領域の活動電位を同時に記録可能なので、LTP研究に飛躍的な進歩を与えるでしょう。
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